「1.01の法則」は本当に正しいの?

「毎日1%頑張れば、1年後には37.8倍成長する」──そんな言葉を、あなたもどこかで聞いたことがあるかもしれません。これは「1.01の法則」と呼ばれる考え方で、継続することの大切さを数字で表現したものです。

努力が実を結ぶ──確かに、それは間違いではありません。でも、この言葉に「ちょっとした違和感」を抱いたことはありませんか?
わたしもそのひとりでした。

1.01と0.99の法則とは?

「1.01^365 ≒ 37.8」「0.99^365 ≒ 0.03」──これは、「1日1%ずつ成長すれば、1年後には38倍の自分に」「逆に1%ずつ怠ければ、0.03の自分に」という比喩です。

一見すると、ものすごくモチベーションの上がる話。
英単語を毎日少し覚える、毎朝5分だけ早く起きる、ブログ記事を毎日1本書く……こうした“わずかな積み重ね”が、大きな差になるというのは、確かに真理でもあります。

でも本当に「37.8倍」になるのか?

ただ、冷静に考えると──
1日1個しか作れなかった作品が、1年で37個作れるようになる?
1日1記事が限界の自分が、1年後には37記事/日書けるようになる?

現実的には、どこかで「時間」「体力」「脳の処理能力」に限界が来るはずです。
つまり、複利のような成長曲線は、現実世界ではそのまま適用できません。
努力は大切。でも、数字だけを追うと、途中で無理が生じてしまうのです。

積み上げだけでは届かない。必要なのは「視点の転換」

最近、とても印象的だった話があります。
それは、「垂直思考」と「水平思考」という考え方。

  • 垂直思考:ひとつの考えを深く掘り下げ、積み上げる
  • 水平思考:前提を見直し、自由な発想で枠を外す

どちらが正しいという話ではなく、どちらも必要で、バランスを取ることが大切だと感じました。
積み重ねだけでは届かない場面でこそ、「いったん立ち止まり、別の切り口を探す」ことが、結果的に前進を後押ししてくれるのだと思います。

わたしが大切にしている「1.01と水平思考」

わたしは今、アフィリエイトを通じて自分の人生を再構築しようとしています。
ただ記事を書くだけではありません。記事を書く「意味」、サイトを育てる「戦略」、ツールを活用する「選択」──

それらすべてを、日々考え、改善し、時には大胆にやり方を変えることで、未来の結果につなげようとしています。

つまり、こういうことです。

  • 「コツコツ」×「ひらめき」
  • 「続ける」×「やめてみる」
  • 「垂直」×「水平」

どちらか片方だけじゃなく、両方を意識することが、“わたしらしい挑戦”の在り方だと思うのです。

最後に:未来をつくるために

もし、何かが行き詰まっていると感じているなら──
やり方を少し変えてみる。いつもの前提をいったん脇に置いて、「そもそもどうすればうまくいくか?」を見直してみる。
そうした“視点の切り替え”こそが、新しい風を生むきっかけになるかもしれません。

どんなに正しいことでも、やり方やタイミングによっては届かないこともある。
だからこそ、ほんの少しの積み重ねと、ほんの少しの柔軟性が、未来を変えていく力になる──。

そんなふうに、わたしは今、信じています。
「今日1日、ほんの少しだけ前に進んでみる」
あなたも、そんな1日を過ごしてみませんか?