朝、起きて。
今日やることを思い浮かべた瞬間に、なんとなく気が重くなることがある。
やることは山ほどある。
どれもサボりたいわけじゃない。
むしろ、ちゃんとやりたい。
なのに、「何から手をつけたらいいか」が、ふっと分からなくなる朝がある。
こういうとき、つい思ってしまう。
優先順位を決めないと。
整理しないと。
効率を上げないと。
でも、ここ数日、ある文章を読んでいて少し違う視点が浮かんだ。
問題が解決しない理由は、タスクが多いからじゃないのかもしれない。
やることが全部「大事」に見えてしまっている。
削るものが見つからない。
手を抜く選択肢がない。
それってもしかしたら、整理が下手なんじゃなくて、自分を切れないだけなのかもしれない。
問題が解決しない人が、実はやっていないこと
多くの人は、問題が解決しないときほど「正しい答え」を探そうとする。
もっと良いやり方。
もっと効率のいい順番。
もっと正解っぽい選択。
でも、それを探し続けている間、実はひとつやっていないことがある。
それは、「自分がどういう人間か」をちゃんと前提に置くこと。
全部を大事にしたい人。
人や関係を簡単に切れない人。
途中で投げ出すのが苦手な人。
そういう人が、効率や最短ルートだけで物事を整理しようとすると、必ずどこかで詰まる。
だから必要なのは、新しいノウハウでも、完璧な優先順位でもなくて。
「私はこういう人間だから、この配置がしんどいんだな」
と、一度言葉にしてみること。
それだけで、今日やることの見え方が少し変わることがある。
今日は、全部を片付けなくていい。
答えを出さなくてもいい。
ただ、自分を切らずに、一段だけ整えてから一歩目を出せたら、それで十分。
そんな朝も、悪くない。

